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人気・最新の高級コンパクトを試した ぐっと広がる撮影表現(1/4)

2013/05/01 16:50

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 手軽に写真を撮影できるコンパクトデジタルカメラを使っている人のなかには、画質に不満を感じたり、もっと凝った写真を撮りたいと感じたりする人は多い。そんな人にピッタリなのが、「高級コンパクト」といわれるセンササイズが大きいコンパクトデジカメだ。サイズや見た目は普通のコンパクトカメラと変わらないものの、得られる画質は1レベルも2レベルも上のもの。さらに、マニュアルモードや絞り優先モード、シャッタースピード優先モードなど、一眼レフと同じ撮影モードを備える。小粒ながら、撮影者の本気に応えてくれるカメラといえる存在だ。

高級コンパクトデジタルカメラ

高級コンパクトの撮り比べ

 「BCNランキング」では、1/1.7型以上の大型センサを搭載したコンパクトデジタルカメラを「高級コンパクト」に分類している。センササイズが大きくなればなるほど、同じ焦点距離・F値のレンズを搭載したときにピントが合う範囲が狭くなり、結果としてピントを合わせた被写体以外をぼかして、被写体を際立たせることができる。また、一般的にサイズの大きなセンサは感度が高く、薄暗い室内での撮影などに真価を発揮する。

 最近の高級コンパクトはセンササイズの大型化に拍車がかかり、デジタル一眼レフカメラに匹敵するAPSーCサイズ(23.4mm×16.7mm)やフルサイズ(24mm×36mm)のセンサを搭載するモデルも登場している。

 また、高級コンパクトの多くはマニュアルや絞り優先、シャッター速度優先などの撮影モードを備え、デジタル一眼レフと同じように絞り、露出、シャッタースピードなどを設定して撮影できる。もちろん、普通のコンパクトデジタルカメラと同じようにシーンに応じて最適な撮影を行う「シーンモード」や、カメラが状況を見極めて自動で最適な設定で撮影する「おまかせモード」を備えたモデルも多い。いわば一眼レフの撮影者の意図を反映できる一眼レフと、手軽に撮影できるコンパクトデジタルカメラのいいとこ取りをしたのが高級コンパクトといえる。

 基本性能が高いレンズを搭載しているのも特徴の一つだ。例えばパナソニックの「LUMIX LX7」のズームレンズ「F1.4 LEICA DC VARIO-SUMMILUX」は、広角端(35mmフィルム換算で24mm)でF1.4、望遠端(35mmフィルム換算で90mm)でF2.3という開放値をもつ。光学5倍以上のズームを搭載しているコンパクトデジタルカメラが多いなかで、光学3.8倍のズーム比は低いものの、広角端から望遠端を通してこれだけ明るいとは驚きだ。この明るいレンズなら、暗所の手持ち撮影など、これまでは撮影を諦めていた場面でもクオリティの高い写真を撮ることができる。

 満足できる描写力をもちながら、軽量・コンパクトでどこにも持ち歩ける高級コンパクト。コンパクトで描写力の高いカメラとしては、ミラーレス一眼がライバルだが、高級コンパクトはレンズが一体で設計されているぶんレンズとボディのバランスがよく、「高画質を手軽に持ち歩く」という点では、高級コンパクトに分がある。レンズの特性をきちんと理解していれば、旅行などの頼もしい味方になってくれる。

売れ筋の高級コンパクトを試した 描写力の高さはさすが!



 実際に、人気の高級コンパクトの描写力をチェックした。家電量販店の実売データを集計した「BCNランキング」の2013年3月の機種別ランキングをもとに、1位のキヤノン「PowerShot S110」、2位のソニー「Cyber-shot RX100」、4位の富士フイルム「FUJIFILM X20」、10位のパナソニック「LUMIX LX7」、それと新モデルとして3月21日に発売したニコンの「COOLPIX A」の5機種で撮り比べた。

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